Skip to content →

「ペッパー警部」によろしく。

4月17日付でお知らせしたピンク・レディーのSACDについて続報! ステレオサウンドからリリースされるのは、1970年後半から80年代前半にかけて日本中を熱狂の渦に巻き込んだ、彼女たちの大ヒットナンバーを揃えたベストシングル集。2007年に惜しくもこの世を去りながら、現在でもテレビ番組で特集番組が組まれるなど、その功績が称えられる作詞家・阿久悠さん、そして日本における都会派ポップコンポーザーの先駆、都倉俊一さんのコンビによって生み出された楽曲を中心とした、全16曲構成でリリースされます。

今回、SACD化にあたって用意されたマスターはすべてアナログテープ。計9本にもおよぶ、その1本1本から、現代のオーディオ装置で再生することを前提としたデジタルディスク制作が行なわれました。マスタリングをお願いしたのは、東京・池袋でヴィンテージ機器を駆使しながらイキイキとしたサウンドを生み出すと評判のStudio Dede。ステレオサウンドのレコードにご興味をお持ちの方なら、この名前に聴きおよびがあることでしょう。そう、このDirector’s Diaryでも先日アーカイブとしてご紹介したザ・ピーナッツ、そして4月上旬にリリースしたばかりの五輪真弓「恋人よ」などのアナログレコード制作で、マスタリングとカッティングをお願いしたスタジオです。

今回ご担当いただいたエンジニアのお二人。テープオペレーションをご担当の松下さん(左)と、マスタリングをお願いした吉川さん

ただし、ステレオサウンドからSACD、すなわちDSDでのマスタリングを依頼するのは今回が初。40年以上も前に、アナログ録音された素材が、一体どんな音の仕上がりになるのか? そして現代のオーディオ装置で再生した時、どんな印象を受けるのか? 実は、私たち制作チームの間でもさまざまな意見が交わされたのでした。ところが、出来上がってきたサンプル音源を聴いて、それが全くの杞憂だったことがハッキリしました。そのサウンドはあまりにナマナマしく、エネルギー感に溢れていて、聴く者を圧倒。若々しく瑞々しい二人の全力歌唱が、完璧なバックの演奏とともに、聴き手に挑みかけてくるかのような音、といったら言い過ぎでしょうか。ステレオサウンドでは、これまでにも日本のポップスをリイシューしてきましたが、今回も70〜80年代の作品に込められた音楽への情熱に圧倒されることになりそうです。

さて、収録曲など、さらに詳しい情報はステレオサウンドストアへ。ご予約受付開始いたしました。発売は5月24日です!

Published in マスタリング カッティング